3月4日(土)スタート集会報告 どうする!海洋プラスチック・マイクロプラスチック

プロダイバーで環境活動家の武本匡弘さんを講師にお迎えし、海から見た地球温暖化についてお話をうかがいました。40年間のダイビング生活で、最初の20年は美しい海で感動していたこと、後半の20年は海水温度の上昇によりサンゴが白化し、海の生きものたちが死んでいく様子を目の当たりにし、気候危機を感じたそうです。サンゴが死に絶えた写真や、大量のペットボトルが打ち上げられている浜辺、マイクロプラスチック、マイクロファイバーが混じっている海水の写真を映し出しながら話されました。
サンゴで出来ている島(マーシャル諸島)では、サンゴの白化で魚がいなくなったことで食卓から魚がなくなり、タンパク質源を取ることができなくなった、また、地球温暖化で海水が上昇し、島が侵食され住むところを失い、難民申請をしている現実があるということです。
プラスチックは作ってもリサイクルしても大量のCO2 を出していることから、藤沢市にプラスチックフリーのお店の運営もされています。ヨーロッパなどから輸入のものが多いようですが、日本でもプラスチックフリーの商品を製造している町工場があることが分かり、少しずつ国内製品も増えてきているそうです。

  武本さんから今日はこの言葉を覚えて下さいと言われました。
「気候正義」Climate Justice
誰かを犠牲にして無自覚な加害者になりたくないという視点。
私たちの豊かな生活は誰かの生活を犠牲にして成り立っている。そんな生活は持続可能なものにはならない、とのこと。本当にそうだと思いました。

 武本さんが最後に、「主権者は誰か?」、それは生活者である私たちで、議会へ議員を送ること、と話されたのが心に残りました。
私たちひとりひとりの行動に未来がかかっている、その私たちの考えを政策として取りまとめ実現していくには、議会へ議員を送ることが重要になってくる。
生活者ネットワークが目指していることと一致していて、うれしく思いました。

 

      講師の武本匡弘さん

1月25日 下北沢駅前で生活者ネットワークの仲間と

 

前の記事

新春の集い

次の記事

3月11日 遊説報告