新・目黒清掃工場本格稼働

今年4月より建て替えられた清掃工場が稼働し、7月に工場の見学に行ってきました。

新しい清掃工場は環境学習ができるよう、さまざまな仕掛けがあります。

タッチパネルを使ったクイズや、ごみを燃やすときにできる発電量の掲示板。

到着したトラックや集められたごみをプールしておく場所がガラス越しに見ることができ、その量には圧倒されます。ダイオキシンや粉塵などを処理してから排出する性能が上がり、なるべく有害物質を外に出さないようになっているとのことです。しかし、優秀な清掃工場ができたとしても、ごみを燃やすということは環境に負荷がかかるということは間違いないです。

一般的に燃やすごみの40%は生ごみと言われていて、さらに生ごみの80%は水分です。生ごみを出すとき、水分をひと絞りすると、ごみ収集車の燃費向上や焼却炉の燃焼効率も上がると言われています。また、生ごみの堆肥化もぜひ実現させたいものです。区内には、生ごみ堆肥化に取り組む活動があり、地域に広がるといいですね。個人や地域でコンポストを作り、楽しみながら生ごみを減らす、あくまでも楽しみながらというのがポイントだと思います。楽しくないことは長続きしませんから。

さて、フランス政府は、2023年10月から靴や衣類の修理に補助金を出すことを決定しました。この制度で、国民が所有する物を捨てたり新品を購入したりするのではなく、これまで持っていた物を所有し続けることを期待しているそうです。

誰でも修理より買う方が安いとなれば、買ってしまうのは仕方がないこと。こういう施策はきっかけ作りとして、とても良いと思います。

また、企業にはすぐにゴミになるような製品を作らないで、修理して長く使っても利益が出せるような工夫をして欲しいものです。

★10月17日(火) 目黒清掃工場の見学会を行います!
10時~12時 集合時間:9時50分 目黒清掃工場正面入り口(新茶屋坂通り側)
定員20名(先着順)
申し込みは目黒・生活者ネットワーク
FAX 03-791-8069 / E-mail :meguro@seikatsusha.net
お名前・連絡先をお知らせください。