松葉のダイオキシン・環境調査報告会
東京23区では2008年から不燃ごみであったプラスチックを可燃ごみとして焼却がはじまりました。
その影響を調べるため、市民が主体となった松葉の実行委員会が出来ました。23区の世田谷区、目黒区、品川区などの運動グループの仲間たちと、身近にあるクロマツの松葉を採取して大気中に含まれるダイオキシン類や重金属類の濃度を調べる活動を続けてきました。
昨年の11月の調査の報告会が7月にありました。
調査の結果、ダイオキシン類や重金属類は焼却由来のものであり、清掃工場からの排気により影響を受けていることとのこと。その濃度は大気環境基準値未満ではあったが、日本の基準値は国際的に見て緩く、結果に満足してはならないことがわかった。焼却に頼らない廃棄物処理やプラスチック類の廃棄物を少なくしていくことが必要。子どもの発達や健康に有害な化学物質は身近な生活環境の中にもあるため、今後も調査活動や情報収集を続けていきたい。