足立区立都市農業公園見学

 公園内の果樹や野菜は全て無農薬、園内で作られた有機堆肥で育てられています。
 日本有機農業研究会が畑の設計をし、この猛暑の中もボランティアや、職員の方が作業していました。
 もともとこの公園はスーパー堤防の一部として整備されました。すぐそばに荒川があり、氾濫を抑えるには土に保水してもらおうという考え方です。広大な土地に畑や田んぼ、温室、学習室、レストラン、古民家などがあり、みどり豊かな環境はうらやましい限りです。
 目黒区では中目黒公園があり、植物の学習会やワークショップ、野菜の栽培などが行われ、自然を身近に感じられる場所として親しまれています。都市の農地は災害に備えたオープンスペース、食料自給率がほぼゼロの東京都心においての地産地消、普段食べている野菜が、どのように作られるのかを知る機会にもなるなど、守るべきだと考えます。農業は環境悪化の一因にもなりうると言われていますが、環境になるべく負荷をかけないやり方、有機農法や自然農法、不耕起栽培などさまざまな研究が進んでいます。