岩手県野田村に復興支援として桜の植樹活動に参加

 11月に縁あって、3.11の復興支援として桜の植樹活動のために、岩手県野田村に行ってきました。三陸海岸沿いで、かつては防風林が続いていた場所には、松の苗木が植えられ、その先には14メートルの防潮堤が続き、海は見えません。
 津波で流された家々は移転し、その跡地は盛り土され、公園や多目的広場が広がっています。その場に立つと、代々伝わってきたものが無となってしまったことに、言葉が見つからない。
 10年前に植樹した桜は、風が強いせいか、土が痩せているせいか、育っていないのが残念。今回は、公園広場の周辺に植樹することができました。腐葉土や肥料も漉き込んだので、上手く根付き、育つことを祈りながら穴を掘り、汗を流しました。
 たった一度参加した植樹活動だけれど、3.11を忘れないためにも、そこに住む人たちが健やかに過ごしてくださることを願うばかりです。
 被災地を訪ねることは初めてだったけれど、百聞は一見にしかず、を実感した植樹活動でした。

 以前は海産物に加えて干柿もたくさん作っていたけれど、今は誰も作らなくなり、加工されない渋柿が山のようにあると聞きました。来年は仲間を連れて干柿作りで行きたいと思います。