2026.5.23 みんなで学ぼう!憲法連続学習会 

”憲法開始国民投票のルールは万全だ!”と自信を持って言えますか?

南部義典さんを講師にお迎えし、「憲法改正国民投票制度」について学びました。
南部さんは『教えて南部先生!18歳までに知っておきたい選挙・国民投票Q&A』などの著書があり、国民投票制度について、わかりやすく発信されています。

近ごろ、各政党が憲法改正に前向きであるとの報道もあり、市民の間でも改憲をめぐる議論が活発になっています。その一方で、憲法改正を国民がどのように判断するのか、その前提となる国民投票制度については、十分に知られているとは言えません。

現在、国民投票法はあるものの、未整備の部分が数多く残されています。たとえば、賛成・反対への投票を呼びかける運動は認められている一方で、そのための届け出・登録制度がなく、寄付や費用支出への制限、収支報告制度もありません。また、憲法改正案に関する広報放送の時間や回数、広告の掲載回数や紙面の扱いについても、明確なルールが定められていません。

さらに、SNSなどデジタル空間における偽情報・誤情報への対応も大きな課題です。ひとたび拡散された誤情報を訂正することは極めて難しく、対策は不可欠です。しかし南部さんは、その対応が「モグラたたき」のように後追いになりかねないという懸念も示されていました。

また、国民投票では、内容の異なる改正項目を一括して賛否を問うことはできず、一つひとつの改正案ごとに国民が判断する仕組みとなっていることも学びました。だからこそ、それぞれの論点について丁寧な情報提供と対話が重ねられることが欠かせません。

今回の学習会を通じて、憲法改正の是非を論じる前に、まず国民投票制度そのものを知り、その手続きを公正で透明なものとして整えていくことの重要性を改めて感じました。

南部義典さん
増茂・吉田、田中(品川ネット)やない(練馬ネット)